ガンプラを扱った漫画作品


1981年創刊の児童向け漫画雑誌「コミックボンボン」はガンダムシリーズ、特にガンプラとのタイアップによって爆発的な人気を博した。これに連載された『プラモ狂四郎』は改造したガンプラで戦うという趣向の作品で、登場したパーフェクトガンダムやパーフェクトジオングは『モビルスーツバリエーション』と連動して後に商品化、さらにMG版も発売されている。

プラモ狂四郎
新プラモ狂四郎
超戦士ガンダム野郎
プラモウォーズ
ガンプラ甲子園
ガンプラ武蔵
これらとは別に、以下のような作品でもガンプラが登場している。

ケロロ軍曹
アニメや特撮のパロディにあふれた本作では、地球侵略を企んでいるはずの宇宙人がなぜかガンプラに没頭している。特にMGシリーズのキットを好んでいるが、作者がガンプラ好きであるがゆえに、あえてキット化されていない通好みの機体のMGを製作していることも多い。なおグフは漫画でケロロが要望した後に、そしてボール・アッガイ・ギャンはアニメ登場後にそれぞれ実際にMGのラインナップに加わった。アニメ版はガンダムと同じサンライズが制作しているので作中でも堂々と登場している(ガンプラをネタにした話も放送される)。またバンダイから発売された1/6ちびケロ(ケロロの幼少期)のプラモデルには同縮尺のガンダムとザクのプラモデルが付属している(ガンダムは外箱やランナーまで再現されており、これが後のガンプラコレクションに繋がったと見られる)。
げんしけん
おたく系サブカルチャーをテーマに据えた中において登場。 グフ制作が中心の話が掲載された。なおアニメ版では大人の事情で架空のロボットアニメのプラモデルに差し替えられた。
スクールランブル
登場人物の1人である女子高生が趣味としている。
ハヤテのごとく!
登場人物の1人である教師が暇さえあれば作っている。
代紋TAKE2
登場人物の1人である暴力団組長、江原真悟が暇つぶしに1/100MGガンダムを作っている。作品は1980年代が舞台であるため、当時流行した様々な文化や風俗が登場する。ガンプラブームの時期であることを描こうとしたのであろうが、当時は存在しないMGが登場したのは明らかに考証ミスである。
バンビ〜ノ!!
主人公バンビーノ(伴省吾)が暇つぶしと現実逃避のためにMGシャア専用ザクとMGグフを製作した。

ガンプラの金型


特にMGやPGにおいては、金型流用によるバリエーション展開が頻繁に行われる。例えばガンダムMk-IIのエゥーゴ・ティターンズ両カラーのキットや、兄妹機であるエールストライクガンダムとストライクルージュといった単純な色違いだけではなく、ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)とウイングガンダムVer.Kaの様にランナー単位でパーツを差し替えると言う事まで行われている。

この理由のひとつに、金型の制作費用が非常に高価であることが挙げられる。ガンプラの場合、典型的なキットの金型を1キット分作るのに数千万円、大規模なキットになると億単位の費用がかかるという。木型から型を起こしていた旧キット時代と違ってCADによる設計・ラピッドプロトタイピング(光硬化性樹脂を用いて立体物を試作する装置)による試作などが取り入れられるようになったとはいえ、デザイナーと専門工の人件費等のコストと時間が非常にかかるものであることに変わりはない。

なお、金型の流用およびその理由はガンプラ特有のものではなく、他のジャンルでも見られることを補足しておく。

この金型の制作技術は、バンダイが1969年に今井科学の静岡工場と金型を買収して以来培ってきたものでもあり、他の玩具の生産拠点を中国など日本国外に移転するようになった後も、静岡工場を中心とした日本国内での生産にこだわっている。ガンプラが "MADE IN JAPAN" であるということは、プラモデル売り場のポスターなどでも強調されている。

バンダイの静岡工場は、2006年に静岡市清水区から静岡市葵区の新工場に移転し、「バンダイホビーセンター」として稼動を開始した。見学の受付も行われている。

ガンプラの素材

ポリスチレン(PS)が最も基本的な素材として用いられる。多くのキットでは関節部の受け側に柔軟性に優れたポリエチレン(PE)が用いられ、「ポリキャップ」と呼ばれる。塗装の代わりにシールなどで色や模様を付けることが多い。HGの一部やMG・PGでは関節部やフレームなど力がかかる部位にABS樹脂が用いられる。MG以上ではこれ以外にも、

ダイカスト……極めて力のかかる部位、バランスウェイトとして必要な部位
熱可塑性エラストマー(TPE)……合成ゴムに近いものとして柔らかい素材の表現
ポリエチレンテレフタラート(PET)……チューブ類の表現
さらには発光ダイオード(LED)なども使用される。

ガンプラにおけるデザイン

架空の存在であるモビルスーツには実物が存在しないため、デザイナーごとに部分ごとの解釈が異なるケースがある。多くの種類のキットが発売されているRX-78-2ガンダムの場合、通常発売されているキットだけでも:

旧キット……1/144、1/100、1/60、1/72(メカニック)
FG
HG
HGUC
MG……Ver1.0、Ver1.5、Ver.Ka(カトキハジメによる再デザイン版)、Ver.ONE YEAR WAR 0079(ゲームソフト『機動戦士ガンダム 一年戦争』に合わせたデザイン)、パーフェクトガンダム(装甲を外すと通常のガンダムが現れる)
PG
といった種類がある。旧キットはアニメ設定に準拠した物になっているが、MG以降はそれぞれに細部のデザインが異なっている。

特に差異の大きいのが股関節部分およびその周囲の装甲のデザインで、旧キットではほとんど動かない股関節を、HGUC・MG・PGでは周囲の装甲を分割しそれぞれ動かせるようにして股関節をボールジョイントで動かせるように改良している。他にも肘・膝などを複数の関節に分けて、例えばMGでは背中のビームサーベルを直につかむポーズ付けが行えるようになっている。

もともとアニメの作画において、アニメーターはモビルスーツの関節を──まるでゴムで出来た部品が柔軟に変形するように──デフォルメして描いていた。モデラーが名シーンのジオラマを作る際には、プラ板やパテなどを用いて関節部をアニメの描写に合わせて改造しポーズを固定している。しかしプラモデルを動かして遊ぶのにこういうわけにもいかない。まして3DCGを用いたゲームソフトにモビルスーツが登場するようになると、ポリゴンモデル化したモビルスーツが「金属で出来た機械として」自然に動くようにしなければならない。こういった事情によって、RX-78-2ガンダムなど初期の作品に登場したモビルスーツのデザインには、特に関節部に大幅なアレンジが施されるようになっている。MGアッガイのように、イラストの中だけであったいわゆる「体育座り」を実現させるために、立った状態をぱっと見ただけではわからない様々な仕掛けを関節部に隠しているものもある。

Ζガンダムなどの可変モビルスーツのような複雑な構造を持った機体のプラモデル化も試行錯誤の連続である。精度や強度の問題から、アニメ中の設定とは異なる変形方法(例えばパーツ形状の変更や差し替え式の変形など)を採るケースも多い。高価格を利用して技術面での追及を行うPGからMGやHGUCへのフィードバックが行われることも多い。MGガンダムMk-IIVer2.0がPGストライクガンダムの装甲スライド機構を応用してアクション性を高めたような、シリーズを超えた技術転用がなされることもある。

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